作品概要

カラスのいる木》は、画家のカスパー・ダーヴィト・フリードリヒによって制作された作品。制作年は1822?年で、ルーヴル美術館に所蔵されている。

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《カラスのいる木》は、ドイツのロマン派の画家、カスパー・ダーヴィト・フリードリヒによって1822年頃に制作された油彩画である。1975年にルーヴル美術館によって取得されたこの作品は、フリードリヒの「最も魅力的な絵画」と言われている。

木と墓

夕暮れの空を背景に、裸の樫の木が描かれている。キャンバスの裏側にある解説文は、絵画の中心にある丘は、先史時代の墓であるドルメンであるとしている。遠くには、海と、アルコナ岬の白い崖が見える。これは、フリードリヒの好んだ主題であった。二羽のカラスが樫に寄り添い、群れがそれに向かって降りてきている。暗い前景には、切られた幹と、切り株が見える。

死と死後を表現

樫の木は、1809年5月3日付けのスケッチに基づいて描かれている。フリードリヒは左に枝を加え、他の部分を伸ばし、画面全体を覆うようにした。絵の中の木は全体的に菱形の形をしており、網のような枝分かれは、劇的な存在となっている。色彩やかな雲の穏やかな層とは対照的に、木の形はたくさんの揺れる腕のようである。安らかな美しさと死後の贖いの約束を差し出す遠い空に対する前景は、死を表している可能性もある。

繰り返し描かれた樫の木

画面を支配する樫の木は、フリードリヒにより後に描かれた二つの縦長の作品の主題にもなった。これらの絵画では、木々は諦観の様相を呈して見えるのに対し、本作の樫の木は、自暴自棄により生気を与えられているように見える。

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基本情報・編集情報

  • 画家カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ
  • 作品名カラスのいる木
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年不明 - 1822?年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵ルーヴル美術館 (フランス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ59cm
  • 横幅73cm
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