作品概要

樫の森の修道院》は、画家のカスパー・ダーヴィト・フリードリヒによって制作された作品。制作年は1809年から1810年で、旧国立美術館に所蔵されている。

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修道院の廃墟

茶色、黄色、白の柔らかな色調で描かれた繊細な色の作品である。この絵は冬枯れの木々の中にあるゴシック様式の修道院の廃墟を描いている。十字架と墓石の輪郭は、細長い窓がある修道院の入口の周りに散らばっている。廃墟を通り過ぎようとしている何人かの修道士は、おそらく死者を悼む巡礼をしている。

ゴシック建築の意味

フリードリヒは、ここでは修道院の廃墟で示されているように、ゴシック建築をしばしば描いた。これは、ドイツの過去のゴシック様式建築における、国家主義の誇りを反映している。国家主義は、ナポレオンに占領されていた期間には特に重要なものであった。

ゴシック時代はまた、さまざまな芸術に精神的重要性が吹き込まれた時代でもあった。 20世紀のドイツの表現主義者たちは、ゴシック様式を国家的、宗教的な力の源として回顧しただろう。

復活の兆し

さらにこの絵は、フリードリヒのネガティブスペースと空白の巧みな使い分けを示している。これにより、喪失感や切望感が生み出されている。遺跡や裸の木々の描写は、薄い柔らかな色調と不均等な組成バランスによって、死や遺棄を示唆している。

《海辺の修道士》のように、大部分の画面は何もない空しか描かれていない。しかしメッセージは虚無的ではない。柔らかな光は、太陽が雲の中を照らしていることを示唆している。

樫の木々は裸ではあるが、死んではいない。ここには、再生と復活の約束が描かれている。

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基本情報・編集情報

  • 画家カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ
  • 作品名樫の森の修道院
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1809年 - 1810年
  • 製作国ドイツ
  • 所蔵旧国立美術館 (ドイツ)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ110cm
  • 横幅171cm
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