作品概要

主の祈り》は、画家のアルフォンス・ミュシャによって制作された作品。制作年は1899年から1899年で、ミュシャ美術館に所蔵されている。

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『主の祈り』はアルフォンス・ミュシャによって1899年に出版された、リトグラフによる挿絵入り祈祷書である。

主の祈り

主の祈りとは、キリスト教において最も重要な祈祷文である。この祈りは「マタイによる福音書』6章6-13と『ルカによる福音書』11章2-4でキリスト自らが祈り方を示しており、他の祈祷文と比べても最も正統的なものとして、ほとんどの宗派で認められている。祈祷文は以下のとおりである。

「天にいますわれらの父よ、 御名があがめられますように。 御国がきますように。 みこころが天に行われるとおり、 地にも行われますように。 わたしたちの日ごとの食物を、 きょうもお与えください。 わたしたちに負債のある者をゆるしましたように、 わたしたちの負債をもおゆるしください。 わたしたちを試みに会わせないで、 悪しき者からお救いください。」

この祈りはミサや賛美歌として、またロザリオの祈りなどでも唱えられ、キリスト教信者にとって最も身近な祈りである。

作品

冊子体として制作されたこの作品において、主の祈りは7つのパートに分けられている。それぞれのパートは豊かに装飾された祈りの原文のページ(色刷り)、ミュシャによる祈りの解説ページ(色刷り)、パートごとの内容を図解する挿絵のページ(モノクロ)の3ページからなる。これにタイトルページと、最後の「アーメン」と書かれたページを含め、冊子は全23ページである。全てのページが、ミュシャの装飾的で寓意的な表現に満ちている。

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基本情報・編集情報

  • 画家アルフォンス・ミュシャ
  • 作品名主の祈り
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1899年 - 1899年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ミュシャ美術館 (チェコ)
  • 種類
  • 高さ41cm
  • 横幅31cm
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