作品概要

ブッダ》は、画家のオディロン・ルドンによって制作された作品。制作年は1905年から1910年で、オルセー美術館に所蔵されている。

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黒の画家から色彩の画家へ

オディロン・ルドンは、象徴主義の画家の中で最も重要で独創的な画家であった。彼の先見的な作品は、主に夢、幻想、想像力の世界を描き出している。

ルドンはまず、「黒(ノワール)」の作品群で有名になった。黒の表現力と暗示力を引き出す単色の作品たちである。また、しばしば初期の素描に基づいて制作されたリトグラフは、特有のテーマや文学――特にエドガー・ポー、フローベール、マラルメなどのロマン主義と象徴派の作品――に基づいても作られ、そうした文学を探求する手段となった。

その後、ルドンはだんだんとよりカラフルな色調を採用し始め、色彩豊かな花などを描いた。ナビ派との出会いは彼をより装飾的な美学に導き、後期作品ではフラットで抽象的なパターンや装飾的効果への関心だけでなく、ジャポニズムをも取り入れた。

仏教への関心

20世紀の最初の十年間、ルドンの探索は、キリスト、聖母マリア、聖女など、典型的な宗教絵画と混ざり合った神秘的な象徴主義へと転じた。中でも仏教、東洋文化、インド哲学への関心は、アルマン・クラヴォーとの出会い、さらにはポン=タヴァン派の東洋への幻想によって刺激された。

仏の姿は、このパステル画では、色彩的かつ形式的な調和や、太陽の鮮やかな黄色で照らされた自然な姿で描かれている。背景には、空間を満たす植物、灰色から青への何層もの色合いで描かれた空、その繊細さを示す大きな木などが描かれている。仏が示す救いの道は、穏やかさと自然の光の調和の中、人生の真実の意味と共にあるように見える。

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基本情報・編集情報

  • 画家オディロン・ルドン
  • 作品名ブッダ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1905年 - 1910年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オルセー美術館 (フランス)
  • 種類パステル、紙
  • 高さ90cm
  • 横幅73cm
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