作品概要

キリストの磔刑》は、画家のオディロン・ルドンによって制作された作品。制作年は1904?年で、バーバー美術館に所蔵されている。

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黒の画家から色彩の画家へ

オディロン・ルドンは、象徴主義の画家の中で最も重要で独創的な画家であった。彼の先見的な作品は、主に夢、幻想、想像力の世界を描き出している。

ルドンはまず、「黒(ノワール)」の作品群で有名になった。黒の表現力と暗示力を引き出す単色の作品たちである。また、しばしば初期の素描に基づいて制作されたリトグラフは、特有のテーマや文学――特にエドガー・ポー、フローベール、マラルメなどのロマン主義と象徴派の作品――に基づいても作られ、そうした文学を探求する手段となった。

その後、ルドンはだんだんとよりカラフルな色調を採用し始め、色彩豊かな花などの作品を描くようになった。

グリューネヴァルト作品との関連

この磔刑の場面は、ドイツ人画家マティアス・グリューネヴァルトによって1526年頃に描かれた《イーゼンハイムの祭壇画》に基づいている。ルドンはグリューネヴァルトの中心的な焦点を維持し、十字架を曲げるほどのキリストの体の重さも同じように描いた。

しかし、聖母マリアと聖ヨハネというキリストの死を嘆き悲しむ人物は、影のある領域に移され、ルドンはグリューネヴァルトの血なまぐさいリアリズムをトーンダウンさせている。代わりに、キリストの肉体的苦しみと目撃者の精神的苦痛が、色によって誘発されている。

主導的な象徴主義画家として、ルドンは意味を想起させるために個人的な視覚言語を開発し、自身の作品の中でそれを用いた。

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基本情報・編集情報

  • 画家オディロン・ルドン
  • 作品名キリストの磔刑
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年不明 - 1904?年
  • 製作国フランス
  • 所蔵バーバー美術館 (イギリス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ46cm
  • 横幅27cm
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