作品概要

黒い花瓶の花》は、画家のオディロン・ルドンによって制作された作品。制作年は1909?年から1910?年で、ダラス美術館に所蔵されている。

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《黒い花瓶の花》は、フランスの画家オディロン・ルドンによって1910年頃に制作されたパステル画である。ダラス美術館に所蔵されている。

オディロン・ルドンは、象徴主義の画家の中で最も重要で独創的な画家であった。彼の先見的な作品は、主に夢、幻想、想像力の世界を描き出している。

想像上の花

ルドンの最も商業的に成功した作品は、依頼された肖像画や花の静物画の大きな連作であり、その中でも《黒い花瓶の花》は最も優れたものである。

静物画というジャンルやそれまでのルドンの習慣のように花瓶を中心に置くのではなく、ここでは大きな黒い花瓶を構図の端に置き、黄色、白、青の花が、クリームベージュ、薄いグレー、明るい白、青鼠色、緑色の背景に溢れ出るようにした。

黒い花瓶の外側にも多くの花と葉が描かれているが、これはこの花が想像上の庭園に生えていることを示唆している。

現実ではない世界に見せる工夫

ルドンは、実際に花瓶を置いて描いたものではなく、鑑賞者がこの花の静物画を想像から生まれたものとして受け入れるよう、すべての技術を駆使している。

花瓶自体は、輪郭(黒い線)と色(深い赤)の2つの芸術的構成要素に分かれた下地に溶け込んでおり、従来の錯覚のような方法で解釈されることを拒否している。

そしてルドンは、花瓶が置かれている面を鑑賞者が見つけることができないように、非常に骨を折った。その代わりに、私たちは作品の真の主題であるパステル画そのもの面に何度も戻されることになる。

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基本情報・編集情報

  • 画家オディロン・ルドン
  • 作品名黒い花瓶の花
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1909?年 - 1910?年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ダラス美術館 (アメリカ)
  • 種類パステル、紙
  • 高さ117.48cm
  • 横幅97.79cm
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