作品概要

キャリバンの眠り》は、画家のオディロン・ルドンによって制作された作品。制作年は1895年から1900年で、オルセー美術館に所蔵されている。

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《キャリバンの眠り》は、フランスの画家オディロン・ルドンによって1895年から1900年の間に制作された油彩画である。オルセー美術館に所蔵されている。

「テンペスト」のキャラクター

シェイクスピアの「テンペストに登場するキャラクターであるキャリバンは、乱暴で手に負えない存在であり、魔女の息子である。彼は、邪悪な精霊に満ちた砂漠の島に追放されたミラノ公爵、プロスペロの奴隷である。大きな耳のあるこの小鬼は、腕を太く白い幹にもたせかけ、木の麓で眠っている。

キャリバンのそばには、3人の小さな浮遊する頭部が彼を見ている。これらのうち最大のものは緑と黄色の二重の光背に囲まれ、二番目のものは小さな翼を持ち、三番目のものは光の点になっている。これは確かに、プロスペロに仕える空気の精霊エアリエルである。エアリエルは、プロスペロの命令によってキャリバンをスパイするために来たのである。

描写など

枝とわずかに描かれた葉は、緑、紫、黄色の色調で、空の鮮やかな青に対して際立っている。地面にあるのは、キャリバンの夢から溢れ出たと思われる、色とりどりの非現実の花である。

この珍しい作品は、木炭画の「ノワール(黒)」から色彩への移行を示している。人体を不完全に表現することへの関心が、浮遊する頭部に見られる。ルドンはすでにキャリバンを3つの木炭画で主題にしていたが、今回は、依然として夢や想像に心を奪われる一方で、シェイクスピアの世界を再現するために華やかな色の詩や謎を使用している。

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基本情報・編集情報

  • 画家オディロン・ルドン
  • 作品名キャリバンの眠り
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1895年 - 1900年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オルセー美術館 (フランス)
  • 種類油彩、板
  • 高さ48.3cm
  • 横幅38.5cm
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