作品概要

アポロンの馬車》は、画家のオディロン・ルドンによって制作された作品。制作年は1905?年から1916?年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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黒の画家から色彩の画家へ

オディロン・ルドンは、象徴主義の画家の中で最も重要で独創的な画家であった。彼の先見的な作品は、主に夢、幻想、想像力の世界を描き出している。

ルドンはまず、「黒(ノワール)」の作品群で有名になった。黒の表現力と暗示力を引き出す単色の作品たちである。また、しばしば初期の素描に基づいて制作されたリトグラフは、特有のテーマや文学――特にエドガー・ポー、フローベール、マラルメなどのロマン主義と象徴派の作品――に基づいても作られ、そうした文学を探求する手段となった。

その後、ルドンはだんだんとよりカラフルな色調を採用し始め、色彩豊かな花などの作品を描いた。

太陽の馬車の神話

1900年頃、ルドンはトレードマークである黒い木炭画をやめ、熱心に色彩の研究を始めた。彼はまた新しい主題も探求した。この作品では、ギリシャ神話の神アポロンの太陽の馬車の物語が描かれている。

太陽の馬車は、光と詩の神であるアポロンによって駆られていたが、あるとき彼の息子ファエトンが愚かにも難しい馬車の操縦をしようと試みる。しかし操縦は難しく、暴走した馬車は、地上のいたるところに火事を起こした。ファエトンは、激怒したゼウスの雷によって死んでしまう。

ルドンは、油彩、パステル、鉛筆などを用いて、このモチーフを30点以上描いた。このバージョンでは、馬と御者が果てしない空を渡っていく様子を描くために、地表は省略して描かれている。

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基本情報・編集情報

  • 画家オディロン・ルドン
  • 作品名アポロンの馬車
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1905?年 - 1916?年
  • 製作国フランス
  • 所蔵メトロポリタン美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ66cm
  • 横幅81.3cm
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