作品概要

電気の精》は、画家のラウル・デュフィによって制作された作品。制作年は1937年から1938年で、パリ市立近代美術館に所蔵されている。

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この10メートル×60メートルの大きさを誇る巨大な壁画である《電気の精》は、1937年にパリで開催された世界博覧会の電気館のために描かれた。このデュフィの絵画は今までに描かれた画家の作品の中で最も大きなものの一つで、ルクレティウスによる古代ローマの詩である「事物の本性について」という作品の中の電気の精という話から影響を受けている。

神々や著名人、現代文明が描かれている巨大な一枚

デュフィの描いた《電気の精》の構成は二つのメインテーマに分けられており、一つは電気の歴史、もう一つは様々な現代文明が生み出した機械で成っている。これは神話や寓意物語の要素と同様に110人もの有名な科学者や思想家の肖像画を含んでいる。

全体の壁画は画家の特徴的なスタイルである明るくはっきりとした色彩が織りなす全体に広がる寒暖のトーン、そして素早く描かれた輪郭線が表現されている。デュフィは最終的な筆入れの準備に向けて根気強く取り組んだ。巨大なスケールの中でそれを再現するため、彼のアシスタントによって数えきれないほどの研究、スケッチ、水彩画法が展示館の壁に投影された。

完成までの速筆さ

大きさ以外で、作品の最も重要な側面であることの一つは、デュフィが新しく創案した速乾性塗料が水彩画法の半透明できらきらと輝く効果を模倣したものだということである。そしてそれが彼を究極に素早く描けることを可能にした。結果この壁画《電気の精》は10ヵ月で完成されたのである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ラウル・デュフィ
  • 作品名電気の精
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1937年 - 1938年
  • 製作国フランス
  • 所蔵パリ市立近代美術館 (フランス)
  • 種類壁画油絵
  • 高さ1000cm
  • 横幅6000cm
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    1. 通りすがり

      仙台にある東北電力の三居沢電気百年館には、ラウル・デュフィ作「La Fee Electricite(電気の精)」が展示されているので、この作品を知りました。
      http://www.tohoku-epco.co.jp/pr/miyagi/sankyozawa.html