作品概要

サボテン男》は、画家のオディロン・ルドンによって制作された作品。制作年は1881年から1881年で、ニューヨーク近代美術館に所蔵されている。

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想像力の画家

オディロン・ルドンは、象徴主義の画家の中で最も重要で独創的な画家であった。彼の先見的な作品は、主に夢、幻想、想像力の世界を描き出している。

彼の作品は当時の象徴派の作家に賞賛されたが、後のシュルレアリスト達は、科学的観察と想像力から生み出された、奇妙で幻想的な主題についても賞賛した。

描写

男の頭が植木鉢から出現している。首は奇妙な混合植物の茎のように上に伸びている。繊細な棘が彼の肌を覆っており、頭はまるでサボテンのようである。その様子は、キリストの棘の冠や、他の殉教者を想起させる。大きな鈍い目、扁平な鼻、広い唇の顔は、油断がないようにも、無関心なようにも見える。

植木鉢には、ギリシア神話の男を殺す女戦士、アマゾネスの装飾が施されている。アマゾネスたちの女性と男性の融合という特性は、人間と植物の融合という主題の繰り返しとなっている。

対極の調和

この作品は、アルゼンチンのティエラ・デル・フエゴ州の原住民をテーマにした1881年のパリの展覧会に関係している可能性がある。ルドンが「傲慢で残酷でグロテスク」と表現した南アメリカの原住民は、画家に複雑な影響を与えた。

ルドンはいわゆる「原始的」な人々の純粋さと簡潔さを賞賛する一方で、人間の起源の恐ろしい野蛮性を彼らの中に見出した。西洋の文化と束縛の象徴である正方形のプランターから成長するルドンの混合植物人間は、人間という存在の中にある対極的な二つの側面――自然と文化、野性と文明――を調和させる試みとして解釈することができる。

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基本情報・編集情報

  • 画家オディロン・ルドン
  • 作品名サボテン男
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1881年 - 1881年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ニューヨーク近代美術館 (アメリカ)
  • 種類木炭、紙
  • 高さ46.5cm
  • 横幅31.5cm
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