作品概要

フス教徒の国王ボジェブラディのイジー:連作スラヴ叙事詩より》は、画家のアルフォンス・ミュシャによって制作された作品。制作年は1923年から1923年で、ヴェレトゥルジュニー宮殿に所蔵されている。

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《フス教徒の国王ボジェブラディのイジー》はアルフォンス・ミュシャによって1910年から1928年の間に制作された壁画連作〈スラヴ叙事詩〉のうち第十三の場面にあたる作品である。この場面は1923年に制作された。

〈スラヴ叙事詩〉

チェコで生まれ育ったミュシャは、パリに移住して時代の寵児になった後、今度はその才能を故国の独立に活かしたいと考えた。チェコは当時オーストリア・ハンガリー二重帝国の支配下にあり、民族の自由を失っていたからである。

壮大な壁画計画のためには資金が必要であった。幸い、アメリカの富豪チャールズ・クレーンが興味を持ち、1909年に資金提供の契約を交わすことができた。そのおかげでミュシャはスラヴの諸地方を取材することができた。正式な着手は1910年のことで、18年後に20枚の壁画に結実した。

しかし、壁画が完成した1928年には既にチェコは「チェコスロヴァキア」として独立を達成しており、また美術の流行が変化していたこともあり、壁画は評価されなかった。

作品

ボジェブラディのイジーはフス派の穏健派の指導者の子として生まれ、チェコの国王に推戴された。彼は穏健フス派を認めるバーゼル協約に反して再びフス派を弾圧しようとしたローマ教皇に反発し、国内では信教の自由を保障し、新貨幣の鋳造や武器の開発等、チェコの発展に尽力した。

この絵では左の赤い衣を着た教皇使節に対し、右にいるイジー王が椅子を蹴ってその場を立ち去る場面が描かれており、チェコのローマ・カトリック教会との決裂を表している。

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基本情報・編集情報

  • 画家アルフォンス・ミュシャ
  • 作品名フス教徒の国王ボジェブラディのイジー:連作スラヴ叙事詩より
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1923年 - 1923年
  • 製作国チェコ
  • 所蔵ヴェレトゥルジュニー宮殿 (チェコ)
  • 種類壁画
  • 高さ405cm
  • 横幅480cm
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