作品概要

レディース・ウォルドレーヴ》は、画家のジョシュア・レノルズによって制作された作品。制作年は1780年から1781年で、スコットランド国立美術館に所蔵されている。

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《レディース・ウォルドレーブ》は、肖像画家ジョシュア・レノルズにより1780-81年に制作され、現在はスコットランド国立美術館に所蔵、展示されている。

主題

本作で描かれているのは、英国の貴族で政治家でもあった第二代ジェームス・ウォルドレーブの娘3姉妹、左から長女のシャルロット、次女のエリザベス、三女のアンの肖像画である。これは母親が3人の娘によい相手からの求婚を募るために、依頼されたものと言われている。

3人は仲睦まじく一緒に手芸をしており、シャルロットが絹糸のかせを持ち、エリザベスがその絹糸を糸巻の厚紙に巻き付けている。右側のアンは刺繍枠に張った生地に刺繍をしている。アンは縫い針ではなく、クロシェ・ド・リュネビルという特殊な棒付きの針を持っているのが見て取れる。1800年代にフランスで発祥した技法で、上かチクチクとさすだけで正確にきれいに縫うことができる。現在でもファッションのハイブランドの店のアトリエでオートクチュール刺繍としてビーズやスパンコールを縫い付けるのに施されている技法である。

色彩、技巧

このように、高価な絹糸を使って優雅な趣味に耽る、高貴で贅沢な生活を送る貴族の家の女性たちを、レイノルズは美しい白やグレーの濃淡で肌の色や上質なドレスの光沢、当時流行していた高く結い上げる髪形などを精密かつ巧みに表現している。

暗めの背景に白く浮き上がる女性たちのドレスや肌がとても美しく表現されている。また頬や唇の赤みが、背景のカーテンや布張りの椅子の生地の色合いとがみごとに呼応しているのも秀逸である。王室付きの肖像画家に抜擢される約5年前の、50代の精力的で油のった時期の傑作のひとつである。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジョシュア・レノルズ
  • 作品名レディース・ウォルドレーヴ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1780年 - 1781年
  • 製作国不明
  • 所蔵スコットランド国立美術館 (イギリス)
  • 種類油彩
  • 高さ143.00cm
  • 横幅168.30cm
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