作品概要

聖セシリア》は、画家のグイド・レーニによって制作された作品。制作年は1606年から1606年で、ノートン・サイモン美術館に所蔵されている。

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殉教者の聖セシリアは、音楽家の守護聖人として知られている。どんな楽器でも演奏ができ、またその崇高さのゆえに、天使たちの歌声さえ耳にできたという。

実は、聖セシリアはローマの殉教者としてはもっとも知名度が高く、その物語は有名なのだが、しっかりとした典拠があるわけではないことがわかっている。4世紀後半に断片的な記述が見られるほか、少なくとも西暦545年に聖セシリアの名を冠した教会ができた際に祝宴が開かれたと記述があるが限定的である。その殉教伝説が伝えるのは、三度首元を剣で切られた後、3日間生き延び、自分の家を教会に変えるように言い遺したという逸話だ。

この伝説に基づき、ルネサンス期以降、ヴィオラや小規模のオルガンに肖像が見られるようになる。

背景

1599年に聖セシリアの遺骸が発見されると、ローマで行われていた考古学調査に深くかかわっていたスフォンドラーティ枢機卿の手で、トラステヴェレに彼女を祀る教会が建てられる。このときボロネーゼ生まれの画家レーニに「音楽で天上の世界と通じ合う聖セシリア」の姿を描くようにとの依頼がやってきた。

レーニは、想像上の肖像画に、外見上の美しさと敬虔な精神性の両方を見事に描き出している。1608年に、当時ローマのパトロンであったシピオーネ・ボルゲーゼ枢機卿に売却され、19世紀初頭までボルゲーゼ・コレクションに保有されていたが、マポレオンの弟ルシアン・ボナパルトのもとに渡った。

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基本情報・編集情報

  • 画家グイド・レーニ
  • 作品名聖セシリア
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1606年 - 1606年
  • 製作国不明
  • 所蔵ノートン・サイモン美術館
  • 種類油彩
  • 高さ95.9cm
  • 横幅74.9cm
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