作品概要

ル・アーブルの旗をつけたヨット》は、画家のラウル・デュフィによって制作された作品。制作年は1904?年から1904年で、マルロー美術館に所蔵されている。

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ラウル・デュフィは1905年、フランスのパリで開催されたアンデパンダン展にてフォービズムのリーダー的存在であるアンリ・マティスの作品と出会う。デュフィはその時印象主義のリアリズムとは過去のものであり、その絵画はデッサンや色彩に写された創造のコピーであると解釈した。そして姿や量を呼び起こさせる燃え立つような色などのまだ新しいフォービズムのスタイルと方法を自分のものとして取り込んだのである。

印象主義からの旅立ち

《ル・アーブルの旗をつけたヨット》はこの新しい見通しへの急変を示している。とはいえ、印象派に影響を与えたウジェーヌ・ブーダンやモネが繰り返し探究したモチーフを彼は選んだ。ここでのデュフィはバッサン・デュ・コメルスにとまっている船上のよりしっかりとした骨組みを取り入れた。しかし空の色へたくさんの飛行機を段々と混ぜることによって奥行きの錯覚を生み出すことができる遠近図法を放棄したのだ。

埠頭の傾いたひもは促進される遠近図法の利用を目立たせている。旗、屋根、窓、そして波の様式化であるその色一帯は、デッサンと色彩の独特な混ざり合いに沿った印象主義者としてのいつもの筆遣いからのデュフィの旅立ちを表している。

現実離れした色彩

先人たちの作った道を離れ、埠頭に沿った人々の表現を基本的なデザインで明るく目に見えるものにした。絵画を通して広がる緑色の色調は、現実離れした色の利用を実際にやってみせている。一方で色の強さは激化させず、様々なサイズにおけるカラフルなタッチは色彩の解放への新たな一歩を示しているのだ。

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基本情報・編集情報

  • 画家ラウル・デュフィ
  • 作品名ル・アーブルの旗をつけたヨット
  • 分類絵画
  • 制作年1904?年-1904年
  • 製作国フランス
  • 所蔵マルロー美術館 (フランス)
  • 種類油絵
  • 高さ69cm
  • 横幅81cm
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