作品概要

家族》は、画家のエゴン・シーレによって制作された作品。制作年は1918年から1918年で、オーストリア・ギャラリーに所蔵されている。

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《家族》は、 オーストリアの画家エゴン・シーレによって1918年、画家の亡くなる年に制作された作品である。ウィーンのベルヴェデーレ宮殿内にあるオーストリア・ギャラリーに所蔵されている。

悲劇の直前に描かれた作品

この作品は、最も静かで悲しいシーレ作品のひとつである。画家自身、妻のエーディト・ハルムス、そして生まれることのなかった二人の胎児が描かれている。画家はいかにして、切迫した死を予感し、悲劇を予測できたであろう。この作品に描かれた運命と恐怖の感情は、ほとんど正しいものとなってしまうのである。

シーレらしくない自然な人物描写

彼の描く人物は通常、岩間を流れる水のように、絵の背景に溶け込んでいる。ねじられた腕や脚は不自然なポーズとなり、骨、血管、しわ、神経などの体の部位は、無理に引っ張られている。

しかしこの作品では全員がリラックスした自然なポーズで描かれており、その体はシーレ作品においてはほとんど初めての柔らかさと滑らかさを備えている。彼らはあきらめて来るべき闇を待ち、世界に飲み込まれるのを待っているようである。

家族を襲った悲劇

そしてその「闇」は来た。1918年10月28日、妊娠六か月だった妻のエーディトは、スペインかぜ(インフルエンザ)で死亡した。そして彼女の死の三日後、シーレも後を追うように同じ病で死亡した。この作品に描かれた胎児は、母親の胎内で、この世に生を受けることなく亡くなった。

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基本情報・編集情報

  • 画家エゴン・シーレ
  • 作品名家族
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1918年 - 1918年
  • 製作国オーストリア
  • 所蔵オーストリア・ギャラリー (オーストリア)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ152cm
  • 横幅162cm
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