作品概要

青と金色のハーモニー:青の少女》は、画家のジェームズ・マクニール・ホイッスラーによって制作された作品。制作年は1894年から1903年で、フリーア美術館に所蔵されている。

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悲しみを癒すために製作

この作品を依頼したチャールズ・ラング・フリーアは、作品が現在所蔵されているフリーア美術館のコレクションの所有者だった人物である。彼は1894年にホイッスラーに製作を依頼したが、受け取ったのはホイッスラーの死後の1903年であった。ホイッスラーは妻ビアトリスを1896年にがんで亡くし、その悲しみを癒すために絵を描いていたという。描かれている女性の顔の周りには何度も絵の具を塗り重ねた跡があり、ホイッスラーの執拗なまでのこだわりを伝えている。作品の中心となる色彩の青と金色は、連作《ノクターン》などでもよく用いられたホイッスラーのお気に入りの組み合わせである。

ホイッスラーはモデルが立っているラグの市松模様に合わせて自らフレームをデザインし、彩色した。彼はフレームは芸術作品の全体的なデザインとして重要な要素だと考えており、2つで1つの作品だと示すため、絵とフレームの両方に自らのトレードマークである蝶のサインをしている。

妻に寄り添って

ホイッスラーは1888年、50代でビアトリス・ゴドウィンと結婚した。ロンドンからパリに引っ越し、芸術家としてのキャリアも頂点に達していた時期であったが、数年後に妻のがんが発覚。ロンドンに戻ってサボイホテルに滞在しながら、ホイッスラーは病床の妻に寄り添い、窓から見えるテムズ川の風景をよくスケッチしていたという。妻の死後、1903年に亡くなるまでのホイッスラーは、海の風景を描いた水彩画など、シンプルな作品に取り組むことが多かった。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジェームズ・マクニール・ホイッスラー
  • 作品名青と金色のハーモニー:青の少女
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1894年 - 1903年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵フリーア美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩
  • 高さ74.7cm
  • 横幅50.5cm
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