作品概要

糸車の聖母》は、画家のレオナルド・ダ・ヴィンチによって描かれた作品。制作年は1499年から1507年で、スコットランド国立美術館に所蔵されている。

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1499年頃に制作された作品である。当時、スコットランドのバクルー公爵が所蔵していたことから”バクルーの聖母”とも呼ばれている。この作品は全く同じものがもう一点存在しそちらは”ランズダウンの聖母”と呼ばれている。

どちらの作品も修正箇所が同じことからダヴィンチの手によって描かれたものであるとされている。2つの作品の大きな違いは背景部分で、バクルーの聖母は淡々と描かれた広い水面が、ランズダウンの聖母には山岳風景が描かれている。

この作品はフィレンツェの貴族であるロリモン・ロベルタから依頼されたものだとされているが、ロベルタ亡き後はフランス王室のコレクションに加えられることとなった。

その後、様々な人々の手を経て現在の美術館の所蔵となっている。絵は聖母マリアが幼子キリストを悲しげな表情で抱きかかえている姿を描写している。キリストの手にはかせとり棒といわれる糸車の糸巻きが握られている。

これは生活感の象徴でもあり、十字架をとしてのキリストの受難を暗示したものといわれている。この作品は後のフィレンツェ派の画家に多く模写されており、、ラファエロ・サンティやアンドレア・デル・サルトなど名だたる画家たちがこの作品を模写している。
ダヴィンチの作品とされるものは現在スコットランド国立美術館にて長期貸与という形で展示されている。

基本情報・編集情報

  • 画家レオナルド・ダ・ヴィンチ
  • 作品名糸車の聖母
  • 制作年1499年-1507年
  • 製作国不明
  • 所蔵スコットランド国立美術館
  • 種類油絵具
  • 高さ48.3cm
  • 横幅36.9cm
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