作品概要

音楽家の肖像》は、画家のレオナルド・ダ・ヴィンチによって描かれた作品。制作年は1480?年から1490?年で、アンブロジアーナ図書館に所蔵されている。

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1485年頃に制作された男性の油彩画の肖像画である。ダヴィンチの油彩画が現存数が少なく、さらに男性の肖像画はこの作品のみとなっている。

絵のモデルは未だ不明であるが、近年赤外線による調査では手元の塗りつぶされた部分から楽譜の描写が見つかり、音楽家であることが判明した。

1482年頃にダヴィンチと一緒にミラノにやってきた音楽家アタランテ・ミリオロッティがモデルであるとの説が有力である。ダヴィンチはアタランテの音楽の師でもあったと言われている。

ダヴィンチは肖像画を描く際にモデルの精神性を非常に重視しており、過度なデフォルメを嫌っていた。

見たものをそのまま描くということを”魂の動き”と表現していたことからも彼が写実において強いこだわりを持っていたのが伺える。

当作品はダヴィンチが30代頃の作品で、ミラノの創作活動の場を写した前後に描かれた作品である。20代のころに描きあげた肖像画と違い解剖学から学んだ人物造形が随所に作品に現れており、髪の毛の質感から肌色合いに至るまで非常に緻密に丁寧に描画されている。

頭部の部分は特に念入りに描き込まれており、平面ながらも本物の瞳に近い透明感と立体感を感じさせる、さらに肌の下の血管まで描写されており見るものを惹きつける。現在はイタリア、ミラノにあるアンブロジアーナ図書館に所蔵されている。

基本情報・編集情報

  • 画家レオナルド・ダ・ヴィンチ
  • 作品名音楽家の肖像
  • 制作年1480?年-1490?年
  • 製作国不明
  • 所蔵アンブロジアーナ図書館
  • 種類油絵具
  • 高さ43cm
  • 横幅31cm
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