作品概要

》は、画家のモーリス・ド・ヴラマンクによって制作された作品。制作年は1913年から1913年で、ポーラ美術館に所蔵されている。

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モーリス・ド・ヴィラマンクは、1907年のサロン・ドートンヌの展覧会で目にしたポール・セザンヌの作品に感銘を受け、その画面構成、技法を研究する。ポール・セザンヌは1980年ごろから糖尿病の発症、精神の不安定などの問題を抱えており、解決のために各地を旅したり、それらを絵で表現したりしながら世捨て人として生活していた。ポール・セザンヌの作品は、モーリス・ド・ヴィラマンクの簡素で堅固な構図の礎となった。

モーリス・ド・ヴィラマンクは1913年、南フランスを旅していたアンドレ・ドランに合流するために、ローヌ渓谷、ついでマルセイユ、マルティーグを訪れている。

ポール・セザンヌからの影響

本作品の湖は、ポール・セザンヌも描いた、アヌシー湖の風景であると考えられる。画面左右の内側に傾いた木々は、おそらく実景ではなく、ポール・セザンヌの≪大水浴図≫(1899-1906年、フィラデルフィア美術館貯蔵)を参考にしたものであると言われる。色彩は、≪シャトゥ≫(1906年頃、ポーラ美術館貯蔵)のあざやかな色調とはまったく異なった、実景に近い色調に抑えられており、赤い屋根と白壁の家々、湖面の反映、そして画面手前の木々の葉むらは、平面的な筆使いで描かれている。

このほかモーリス・ド・ヴィラマンクがポール・セザンヌから影響を受けた作品として、1912年から1913年の《橋》の構成も、おそらくポール・セザンヌの1893年から1893年の《クレイテル宮殿にかかる橋》(プーキシン美術館、モスクワに貯蔵)に由来している。

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基本情報・編集情報

  • 画家モーリス・ド・ヴラマンク
  • 作品名
  • 制作年1913年-1913年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ポーラ美術館 (日本)
  • 種類油彩/カンヴァス
  • 高さ81.7cm
  • 横幅99.5cm
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