作品概要

赤い木のある風景》は、画家のモーリス・ド・ヴラマンクによって制作された作品。制作年は1906年から1906年で、ポンピドゥー・センターに所蔵されている。

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モーリス・ド・ヴィラマンクは、1905年、アンドレ・ドランとともに、サロン・ドートンヌに参加した。アンリ・マティス、オトン・フリエスらも参加しており、彼らの鮮やかな色合い、大胆な筆使いのキャンバスを見た後、美術評論家ルイ・ヴォークセルは、彼らを「フォーヴ派(野獣派)」と名付けた。

この頃、印象派のゴッホから大きな影響を受けており、物理的な世界を動きの感覚をもって表現する絵画を試み始めた。モーリス・ド・ヴィラマンクはこの作品について、「私は衝動的に青の上に赤を使い、私が描いているものについて考えずに、私のブラシで気持ちを表現したかった」と述べている。

この作品について

フランス、イル=ド=フランス地域圏に位置するブージヴァルに直立する赤い木の幹を、垂直さや色にこだわることなく、感覚的に描いている。キャンバスの青地は絵の具で埋め尽くされており、余白は見当たらない。
この技法は、この頃彼自身によって頻繁に用いられていた。

1906年はまた、パリの美術商アンブロワーズ・ヴォラールによって、絵が買い付けられ、経済的な保証が得られたことから、それまで生計を立てていたバイオリンのコンサートやレッスン、カフェでの仕事を止めて、絵画に専念することができるようになった年でもある。そのため、これまでの暗い色調から明るい色合いの作品が増え、彼の画家人生の転換点であった。

ほかの絵画との関係

転換点後の明るい作風は、《シャトゥのセーヌ川》(1906、ニューヨーク・メトロポリタン美術館貯蔵)でもみられる。

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基本情報・編集情報

  • 画家モーリス・ド・ヴラマンク
  • 作品名赤い木のある風景
  • 制作年1906年-1906年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ポンピドゥー・センター (フランス)
  • 種類油絵
  • 高さ65cm
  • 横幅81cm
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