作品概要

白のシンフォニーNo.3》は、画家のジェームズ・マクニール・ホイッスラーによって制作された作品。制作年は1865年から1867年で、バーバー美術館に所蔵されている。

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ジャポニスムの影響

白いソファにもたれる2人の白い服の女性を描いた絵画で、《白のシンフォニー》シリーズの3作目となる作品。左側の女性は、ホイッスラーの愛人だったジョアンナ・ヒファーナンである。この絵はヒファーナンがモデルを務めた最後の作品となった。右側の女性は友人の妻のミリー・ジョーンズで、彼女の足元に置かれたうちわに当時流行していたジャポニスムの影響を見ることができる。

作品の製作は1865年7月ごろに始められた。8月中旬までにスケッチを完成させ、9月に油絵の製作に入ったが、ホイッスラーは手直しを続け、完成したのは2年後の1867年だった。同年、ロンドンのロイヤル・アカデミーの展覧会に出品された。当初は《2人の白の少女》と呼ばれていたが、その後ホイッスラーが好む抽象的なタイトルに変更された。

反響

この作品は評論家からはあまり評価されなかったが、画家仲間には好評だった。ドガは、この絵にインスパイアされて《バレエ「泉」のフィオルク嬢》を描いたという。また、当時ホイッスラーは友人の画家アルバート・ムーアの影響を大きく受けており、彼の作品との類似点もみられる。ただ、当時2人はかなり親しくしていたため、どちらの絵がどちらに影響を与えたのかはわからない。

ホイッスラーは敵対者への攻撃的な性格でも知られており、ある評論家が《白のシンフォニー》というタイトルにも関わらず他の色も使われていることに疑問を呈すると、それに対して「モデルを白髪に真っ白な顔で描けというのか」と辛らつに反論している。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジェームズ・マクニール・ホイッスラー
  • 作品名白のシンフォニーNo.3
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1865年 - 1867年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵バーバー美術館 (イギリス)
  • 種類油彩
  • 高さ51.4cm
  • 横幅76.9cm
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