作品概要

灰色と金色のノクターン:チェルシーの雪》は、画家のジェームズ・マクニール・ホイッスラーによって制作された作品。制作年は1876年から1876年で、フォッグ美術館に所蔵されている。

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ミステリアスな雪景色

ロンドンのチェルシー地区の雪景色を描いた作品。連作《ノクターン》の中の一作である。《ノクターン》はロンドンの夜の風景を感覚的に表現することを目指した作品群で、テムズ川を描いた作品《青と金のノクターン-オールド・バターシー・ブリッジ(1872-75)》
などが有名だが、この作品のようにチェルシーにあったホイッスラーの自宅やアトリエ付近の風景も描いている。

雪の積もった通りを1人の男が歩いている光景が描かれているが、周りは薄暗く静まり返って、どこかミステリアスさを感じさせる。また、風景の細部の描写が省かれていることも、幻想的な雰囲気を生み出している。ホイッスラーにとって写実的なチェルシーの風景を描くことは重要でなく、タイトルからもわかるように、色が中心的な要素である。この作品では、灰色と金色、すなわち夜の暗闇と、建物の窓や路上のガス灯から漏れる光の対照が描かれている。

音楽用語をタイトルに使用

タイトルの《ノクターン》は元々、彼のパトロンであるフレデリック・レイランドが作品を評して使った言葉だが、ホイッスラーはそれを気に入り、タイトルに用いるようになった。ホイッスラーはその他にも、《シンフォニー》《アレンジメント》など、音楽用語を好んでタイトルにつけている。彼はこうした抽象的な言葉を使うことによって、色の調和や描かれた光景の雰囲気を表現することを目指した。

なお、作品はカンバスに暗い色の地塗りを施した上に描かれており、経年変化で製作当時よりも暗い色になっている可能性がある。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジェームズ・マクニール・ホイッスラー
  • 作品名灰色と金色のノクターン:チェルシーの雪
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1876年 - 1876年
  • 製作国イギリス
  • 所蔵フォッグ美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩
  • 高さ47cm
  • 横幅62.2cm
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