作品概要

総督レオナルド・ロレダンの肖像》は、画家のジョヴァンニ・ベリーニによって制作された作品。制作年は1501?年から1501?年で、ロンドン・ナショナルギャラリーに所蔵されている。

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本作は、ベリーニの肖像画を代表する作品の1つである。ポプラの板材に油彩で描かれている。

モデルについて

本作のモデルとなった人物は1501年にヴェネツィア元首に就任したレオナルド・ロレダン(1438年-1521年)で、カンブレー同盟戦争を引き起こしたことで知られている。カンブレー同盟戦争とは、イタリア半島における権益を巡ってフランス、教皇国、ヴェネツィア共和国が争った戦争である。

ヴェネチアには州の総督が公的な衣装を纏った肖像画を描く伝統があり、ロレダンもこの伝統に倣いローブと帽子によって正装している。独特の形をした帽子はコルノ(角笛)と呼ばれているものである。胸から上だけを描く肖像画は当時の流行であった。本作は、ロレダンが元首に就任した1501年頃に制作されたとされる。

作品の特徴

現在ロンドン・ナショナルギャラリーに所蔵される本作は、ヴェネチア派を代表する画家の一人であるベリーニの作風を良く伝えている。

ヴェネチア派の創始者といわれる彼の父であるヤーコポ・ベリーニはゴシック様式を引き継いだ作風だが、息子であるジョヴァンニはマンテーニャなどの影響を受け、父よりもより自然な光の中に人物や風景を描きだすことに成功している。

本作は、そんな彼の円熟期の技術が、顔の皺や表情、衣服の細かな描写に余すところなく発揮されている。細密で硬質な質感は、ヤン・ファン・エイクらフランドル派の影響もまた感じさせる。

基本情報・編集情報

  • 画家ジョヴァンニ・ベリーニ
  • 作品名総督レオナルド・ロレダンの肖像
  • 制作年1501?年-1501?年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ロンドン・ナショナルギャラリー (イギリス)
  • 種類油絵
  • 高さ61.6cm
  • 横幅45.1cm
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