作品概要

島の町》は、画家のエゴン・シーレによって制作された作品。制作年は1915年から1915年で、レオポルド美術館に所蔵されている。

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制作の背景

駅長の息子だったエゴン・シーレは、ハプスブルク帝国内の自由列車乗車権を有しており、母親の故郷であるクルマウ(現在はチェコのチェスキー・クルムロフ)を訪問するために何度もこの権利を利用していた。 1911年、シーレはクルマウに移住を決める。彼はその後、おびただしい数の若いモデルの裸体画を描き、それと同じくらいクルマウの街並みを描いた。

シーレがヌードを描いていることが知られるようになると、地元の人々は激怒した。その後シーレは同棲していたヴァリー・ノイツェルとともに、オーストリアのノイレンバッハに引っ越した。シーレはそこでも同じような行いをした結果、禁固刑を受けることになる。

描写の効果と色彩

1915年の初め、シーレは再びクルマウのモチーフをいくつか描いた。この作品は、彼がヴァリーと別れ、その年の6月17日に結婚することになったエーディト・ハルムスに求愛をしていた期間に描かれた。

ここに描かれている家の列は、実際の周囲の環境から完全に隔たっている。これは、木の列で線が引かれることにより、さらにはっきりと立ち現れる力強さを場面に与えている。中央部分は、遠心力のようなもので左に引き寄せられているように見える。

家に見られるオレンジ色は、この期間のシーレの作品ではかなり頻繁に見られるものである。例えば、《川沿いの家の壁》(1915年、レオポルド美術館)では、干された洗濯物にこのオレンジ色が使われている。この作品は、クルマウのモチーフにくわえ、画家による傑作の一つである。

基本情報・編集情報

  • 画家エゴン・シーレ
  • 作品名島の町
  • 制作年1915年-1915年
  • 製作国オーストリア
  • 所蔵レオポルド美術館 (オーストリア)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ110.5cm
  • 横幅140.5cm
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