作品概要

手品師》は、画家のヒエロニムス・ボスによって制作された作品。制作年は1502年から1502年で、フランスに所蔵されている。

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《手品師》は初期フランドル派の画家であるヒエロニムス・ボスと彼の工房の作品で、1502年に制作された。同様の作品は5枚あるが、そのうちの1つは銅版画である。現在はサン=ジェルマン=アン=レー博物館に収蔵されているが、1978年12月1日に盗まれ、翌年2月に戻ってきて以来、国内外の特別展にだけ貸し出しされている。公証人であり、一時期は市議会員でもあったルイ・アレクサンドル・デユカステルから遺贈された。

手品師の正体

本作のなかで、ボスは洞察力と明敏さを欠いた人々を物笑いのタネにしている。

山高帽をかぶった手品師は、農民、市民、尼僧、貴婦人など社会の様々な階層からなる見物人に、カップとボール(ここでは真珠)のマジックを披露しているのだろうか。フクロウのはいっている籠を腰に下げ、道化服を着た犬を連れていることから、いかさま師であることがわかる。

2匹のカエル

見物人たちの視線はばらばらだが、その中の白い頭巾に帽子を載せた男は、手品師の真珠を持つ手を熱心に見つめている。口もとからはカエルがのぞいている。テーブルの上にも、カエルが一匹いる。カエルは悪を象徴している。手品に夢中になるあまり、うしろにいる眼鏡をかけた男に財布を盗まれそうになっている。いかさま師にだまされそうなこの男の愚かさを表している。

騙される男のそばでは子どもが笑っている。これは「手品師に騙されて金を失い、子どもの物笑いのタネになる」というフランドルのことわざを踏まえていると考えられる。

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基本情報・編集情報

  • 画家ヒエロニムス・ボス
  • 作品名手品師
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1502年 - 1502年
  • 製作国オランダ
  • 所蔵フランス (サン=ジェルマン=アン=レー市立博物館)
  • 種類油彩
  • 高さ53cm
  • 横幅65cm
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