作品概要

ヒヤシンス姫》は、画家のアルフォンス・ミュシャによって制作された作品。制作年は1911年から1911年で、ミュシャ美術館に所蔵されている。

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《ヒヤシンス姫》はアルフォンス・ミュシャによって1911年に制作されたリトグラフ作品である。この作品はオスカー・ネトバル作曲、ラディスラフ・ノヴァク脚本、アンドゥラ・セドラーチュコバー主演のバレエ・パントマイムの宣伝ポスターとして制作された。このバレエ・パントマイムは1911年9月にプラハの国立劇場で初演された。

『ヒヤシンス姫』

このバレエ・パントマイムはある鍛冶屋の夢の物語である。彼の夢の中で彼の娘ハニチカは魔術師に攫われ、「ヒヤシンス姫」になる。ハニチカは求婚者である貴族や錬金術師とともに恋と冒険を繰り広げる。このポスターでミュシャはセドラーチュコバー扮するヒヤシンス姫を強い意志と肉体を持った女性として書いた。

彼女は大きな椅子に悠然と腰掛けて真っ直ぐにこちらを見つめている。頬杖をついた右手は、鍛冶屋の娘であることを強調するためか非常に逞しく描かれている。 スラブ風の衣装や左手に持った輪、そして花冠にヒヤシンスがあしらわれている。彼女の背後の円の中には鍛冶道具、錬金術師の実験器具、冠など物語の登場人物を暗示させるモチーフが描きこまれている。

愛国心

ミュシャは1910年にチェコに帰国した後、ほとんど商業的なポスターの依頼を受けなくなっていた。彼はスラブ諸国を統一するという「汎スラブ主義」に共鳴し、〈スラブ叙事詩〉連作などの愛国心を高揚する作品や国家的な装飾事業に従事するようになったのである。このバレエ・パントマイムはスラブ女性の成功を主題とし、国民的女優セドラーチュコバーを主演とた作品であったため、例外的にミュシャも制作依頼を承諾したと思われる。

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基本情報・編集情報

  • 画家アルフォンス・ミュシャ
  • 作品名ヒヤシンス姫
  • 分類絵画
  • 制作年1911年-1911年
  • 製作国チェコ
  • 所蔵ミュシャ美術館 (チェコ)
  • 種類リトグラフ
  • 高さ125.5cm
  • 横幅83.5cm
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