作品概要

レスリー・カーター》は、画家のアルフォンス・ミュシャによって制作された作品。制作年は1908年から1908年で、ミュシャ美術館に所蔵されている。

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《レスリー・カーター》はアルフォンス・ミュシャによって1908年に制作されたリトグラフ作品である。この作品はアメリカの舞台・サイレント映画女優レスリー・カーター(本名キャロライン・ルイーズ・ダッドレー)主演の新作舞台『カッサ』の宣伝のためのポスターである。

『カッサ』

『カッサ』はレスリー自身がプロデュースした舞台で、ミュシャはこのポスターだけでなく衣装デザインや舞台装置などをも彼女に依頼されてデザインした。

この物語はカッサという名のハンガリーの乙女にまつわる話である。彼女は清らかで美しい乙女であったが、あるとき王子に誘惑されて関係を持ってしまう。その結果彼女は妊娠し、ついに世を捨てて修道院に入ることを余儀なくされてしまう。王子は彼女を捨て、最後には彼女は狂気に追い込まれる。

この劇は成功を収めることができず、レスリー・カーターは破産を宣告された。ミュシャもこのポスターや他のデザインに対する報酬を受け取ることができず、大きな損害を被った。

作品

同じ舞台作品の宣伝ポスターということからか、ミュシャはこの作品でも一連のサラ・ベルナールのためのポスターと同じく極端に縦長の画面を採用している。画面上部に「レスリー・カーター」の文字が入り、その下に主人公の女性カッサの全身像が描かれている。彼女はうつろな目ををしてこちらを見つめており、すでに正気を失っていることがわかる。

彼女の頭の周囲を取り巻いて円形に並べられた百合は失われた純潔を暗示し、上部の隅に配された赤いハートは王子への愛を示している。そして彼女の頭の左右に吊り下げされたイバラの輪は、それらを失ったことの苦しみを表している。

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基本情報・編集情報

  • 画家アルフォンス・ミュシャ
  • 作品名レスリー・カーター
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1908年 - 1908年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ミュシャ美術館 (チェコ)
  • 種類リトグラフ
  • 高さ209.5cm
  • 横幅78.2cm
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