作品概要

ズデンカ・チェルニー》は、画家のアルフォンス・ミュシャによって制作された作品。制作年は1913年から1913年で、ミュシャ美術館に所蔵されている。

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《ズデンカ・チェルニー》はアルフォンス・ミュシャによって1913年に制作されたリトグラフ作品である。この作品はチェロ奏者ズデンカ・チェルニーのヨーロッパ演奏ツアーの宣伝のために制作されたが、1914年に第一次世界大戦が勃発したことによりツアーも中止になり、使用されることはなかった、いわば幻の作品である。

ズデンカ・チェルニー

ズデンカはアメリカ在住のチェコ人の音楽教授チェルニーの娘であり、自身も優れた演奏家であった。ミュシャは1906年にアメリカのシカゴに結婚したばかりの妻マルシュカとともに滞在し、その地の美術学校で講義を行った。その際同じチェコ人のよしみで滞在したのがチェルニーの家で、その3人の娘は皆音楽の才能に恵まれていた。中でもミュシャが仲良くなったのが7歳の次女ズデンカであり、彼女は将来音楽家として成功したら自分の肖像を描いて欲しいとミュシャにねだったのだった。

彼女の夢は現実となり、1914-1915年には彼女のヨーロッパツアーが予定されるまでになった。ミュシャは1913年に約束どおり彼女の肖像を描き、それはツアーのポスターに使われることになった。

残念ながら1914年に第一次世界大戦が始まりツアーは中止になった。しかしこのポスターはチェルニー家とミュシャの友情の証として今に残っている。

作品

画面は上下に分割され、下半分には「ズデンカ・チェルニー、最も偉大なボヘミア人チェロ奏者」とある。上半分にはズデンカがチェロを手にして横顔を見せており、彼女は譜面台の楽譜を今まさにめくろうとしているところである。

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基本情報・編集情報

  • 画家アルフォンス・ミュシャ
  • 作品名ズデンカ・チェルニー
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1913年 - 1913年
  • 製作国チェコ
  • 所蔵ミュシャ美術館 (チェコ)
  • 種類リトグラフ
  • 高さ189cm
  • 横幅110cm
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