作品概要

詩:連作〈四芸術〉より》は、画家のアルフォンス・ミュシャによって制作された作品。制作年は1898年から1898年で、ミュシャ美術館に所蔵されている。

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《詩》(連作〈四芸術〉より)はアルフォンス・ミュシャによって1898年に制作されたリトグラフ作品である。この作品は他の《音楽》、《絵画》、《詩》とともに『四芸術』のシリーズをなしている。この作品は装飾パネルとして制作され、1000枚が羊皮紙に印刷され、また限定版として50枚がサテンに印刷されて販売された。

四芸術

この作品のように学問や抽象的概念を人の姿で表したものを擬人像という。芸術や学芸の擬人像はヨーロッパの芸術において頻繁に表されるテーマであり、例えばボッティチェリによる《自由七科に紹介される若者》には西洋の知的階級に必須とされた自由七科(文法学・修辞学・論理学・算術・幾何学・天文学・音楽)が擬人化されて表される。

1752年にはディドロが編集した世界初の『百科事典』において初めて「芸術」という言葉が定義されたが、そこに含まれていたのは建築、彫刻、絵画、版画である。

ミュシャの《四芸術》は伝統的な自由七科と比較的新しい「芸術」という概念を融合させ(「詩」は上述の「修辞学」の延長と考えられる)、さらに同時代の芸術である「ダンス」を含めたものだと考えられる。ミュシャの「四芸術」では背景のQの字型の造形と流れるような曲線によって全体の統一を図りつつも、擬人像の様々な持ち物やポーズによってそれぞれの個性が際立っている。また、それぞれの芸術は一日のそれぞれの時間帯とも対応している。

《詩》

この作品では背景に描かれた夕空と宵の明星によって夕方の景色が表されている。横顔を見せて座る女性は「詩」の擬人像である。彼女は考えに深く沈んでいる。背後に生えた月桂樹は古来優れた詩人に与えられるものであり、ここでは「詩」という芸術そのものを表している。

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基本情報・編集情報

  • 画家アルフォンス・ミュシャ
  • 作品名詩:連作〈四芸術〉より
  • 分類絵画
  • 制作年1898年-1898年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ミュシャ美術館 (チェコ)
  • 種類リトグラフ
  • 高さ60cm
  • 横幅38cm
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