作品概要
《馬を襲うジャガー》は、画家のアンリ・ルソーによって制作された作品。制作年は1910年から1910年で、プーシキン美術館に所蔵されている。

ジャングルの画家
ルソーと他の画家たちとの違いは、ナイーヴ、またはプリミティブ(原始的)な画家という称号を授かるような、子供のように豊かな想像力であった。彼は本、自然、動物園の動物などをインスピレーションの源とし、それらを驚くべき想像力と創造性で組み合わせた。
ルソーの作品について最も皮肉なことは、彼がフランスの外に出たことがなく、ジャングルを見たことがなかったことである。ルソーは、彼を先駆者と見なすシュルレアリストたちから非常に尊敬された。
図像解説
ややグロテスクな場面が描かれている。他の多くの作品のように、花や鮮やかな色はほとんどなく、葉がこすれ合うような植物で画面全体が覆われている。一部の花やジャガーのオレンジ色、馬の灰白色は、緑で単調となった画面のアクセントとなっている。
ルソーが、本作を購入した美術商アンブロワーズ・ヴォラール宛ての手紙の中で「馬とライオンの戦い」を描いたと書いていることからもわかるが、馬を攻撃している平べったい後ろ姿のジャガーは、おそらく最初の段階ではライオンであったと思われる。二頭の動物は、絡み合っている周囲の大きすぎる植物とは調和していない。
冷たい抽象
作品全体を貫いている感覚は、冷たい抽象(幾何学的抽象)と非現実的な場面である。画家ロベール・ドローネーは、1920年に次のように書いている。
「ルソーは現代美術の先駆けとなった巨匠たちと並ぶ存在である。/彼にとって絵画は、造形的要素で構成された彼の考えを投影する表層であった」
寸法はどれくらいですか?
2018年5月12日 2:46 pm, ID 12837>せいなさま
2018年5月16日 11:01 am, ID 12840記事下部にありますが90cm×116cmです。どうぞよろしくお願いします。
グロテスクです
2018年8月16日 5:10 pm, ID 13392