作品概要

岩の上の少年》は、画家のアンリ・ルソーによって制作された作品。制作年は1895年から1897年で、ワシントン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

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《岩の上の少年》は、フランスの画家アンリ・ルソーによって1895年から1897年の間に制作された油彩画である。ワシントン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

遅咲きの「日曜画家」

アンリ・ルソーは、遅咲きの労働者階級であるという美術史上の不幸に耐えた画家である。彼は40代に真剣に絵を描き始めた「日曜画家」であり、その独学による作品たちは批評家たちの嘲笑の的であった。「ナイーブ」や「シンプル」といった嘲りの形容詞を浴びてしまうスタイルを持っていたルソーは、芸術史の外に追いやられてしまった。

それにもかかわらず、彼の一度見たら忘れることのできない作品は、文学者や芸術家のグループの注目を集めた。彼の驚くべき作品は詩人ギヨーム・アポリネール、小説家アルフレッド・ジャリ、画家パブロ・ピカソによって賞賛され、マックス・ベックマン、ワシリー・カンディンスキー、フェルナン・レジェなどの画家に大きな影響を与えた。

図像解説

画面全体の中、少年だけが唯一の存在として描かれている。彼は自分を取り囲むギザギザの岩の上に座っている。少年の背後には、雲が存在することのないような明るい青空がある。少年は黒のマントを身に着け、黒いブーツを履いている。マントの下には、さながらパジャマのような白と黒のストライプ柄のシャツとズボンを身に着けている。

少年の顔は少し微笑んでいるように見えるが、唇は完全に閉じている。頬も唇と同じく赤く、彼の顔は淡い背景に対して輝いているように見える。

描写など

この作品は、レオナルド・ダ・ヴィンチ、エル・グレコ、ゴヤ、カラヴァッジョなどの過去の巨匠の作品に見られる遠近法を無視しており、消失点も存在しない、いわゆる「ナイーヴ・アート」である。絵の中の少年は岩山と同じサイズであり、彼がどこに座っているのかを説明することは不可能である。

絵の中の色は、遠景においても鈍くはならない。空はまるで少年のすぐ後ろにある平らなカーテンのようである。海は、空から区切られた青い縁のある壁のようである。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンリ・ルソー
  • 作品名岩の上の少年
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1895年 - 1897年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ワシントン・ナショナル・ギャラリー (アメリカ)
  • 種類油彩、亜麻布
  • 高さ55.4cm
  • 横幅45.7cm
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