作品概要

陽気な道化たち》は、画家のアンリ・ルソーによって制作された作品。制作年は1906年から1906年で、フィラデルフィア美術館に所蔵されている。

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独学の画家

アンリ・ルソーは、パリの税関職員を退職後、49歳で専業画家になった。彼の有名なニックネーム「ル・ドゥアニエ(le Douanier)」は、税関の職員であったことが由来となっている。ウィリアム・アドルフ・ブーグローや、ジャン・レオン・ジェロームなどの画家を賞賛していたが、独学で絵を学んだルソーは典型的なナイーブな画家となった。

彼の素人的な技法と珍しい作品の数々は当時の批評家に嘲笑されたが、パブロ・ピカソやワシリー・カンディンスキーのような現代的な画家は、ルソー作品を「シンプルさの新しい可能性」と称して賞賛した。ルソーの最も有名な作品群は、パリの植物園や動物園へ頻繁に足を運んだことによってインスピレーションを受けた、青々としたジャングルを描いたものである。

図像解説

アンリ・ルソーによるこの非常に手の込んだ絵画では、あたかも突然の音が彼らの遊びを妨げたかのように、ひげを生やした猿の群れと熱帯の鳥が鑑賞者を熱心に見ている。前景にある逆さの瓶は中身がこぼれており、中景にいる一匹の猿はおびえて木の幹を抱きしめている。不条理な、無言の絵のユーモアは、不思議なことに、動物たちの不安なまなざしや場面の静けさという潜在的な危険と対立している。この悲喜劇的な効果は、ルソーの、非常に高く評価された後期作品に典型的なものである。

ジャングルの絵

ルソーは、画面全体を青々とした植生のカーテンで覆うことによって、ジャングルの夢のような豪華さを捉えている。熱帯の葉の格子は明るい色で塗られ、照明の下にあるかのように光っている。ルソーは後期に描いたジャングルの作品群を「メキシコの風景」と呼んでいた。かつては、実際にルソーがナポレオン3世に従軍しメキシコに行ったのだと考えられていた。実際はルソーはフランスを出たことがなく、彼の絵画に描かれる動植物は、パリの植物園や、子供たちの本や雑誌に基づいていた。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンリ・ルソー
  • 作品名陽気な道化たち
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1906年 - 1906年
  • 製作国フランス
  • 所蔵フィラデルフィア美術館 (アメリカ)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ145.7cm
  • 横幅113.3cm
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