作品概要

飢えたライオン》は、画家のアンリ・ルソーによって制作された作品。制作年は1905年で、バーゼル美術館に所蔵されている。

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《飢えたライオン》は、1905年にアンリ・ルソーによって制作された大きな油彩画である。前年制作した《トラに襲われる斥候》に続き、本作は1891年に描いた《熱帯嵐のなかのトラ》の低評価により10年中断させることとなったジャングルという絵画ジャンルへの二度目の回帰作となった。

図像解説

描かれているのは、赤々とした夕日に照らされた濃い緑の葉が茂るジャングルの場面である。前景では、ライオンがカモシカの首に深く噛み付いている。

ジャングルには、他の動物も描かれている。右からヒョウ、血まみれの肉をくわえるフクロウ、鳥がおり、左には鋭い眼差しの類人猿のようなシルエットがひそんでいる。ルソーは、フランス国立美術館の「カモシカを食らうセネガル・ライオン」というタイトルのぬいぐるみのジオラマに基づいて本作を描いた。

評価と展示

ルソーの最初のジャングル作品、《熱帯嵐のなかのトラ》は、パリのサロンのアカデミーには受け入れられなかったが、1891年のアンデパンダン展に出展することができた。彼の評判が高まっているにもかかわらず、ルソーは毎年アンデパンダン展に自身の作品を出展し続けた。《飢えたライオン》は、1905年に第三回サロン・ドートンヌ展でマティスやアンドレ・ドランの作品とともに初めて展示された。

添えられた解説

ルソーは、彼の絵画に添える長い副題、あるいは解説を書いた。

「空腹のライオンがカモシカに食らいつき、食べる。ヒョウは獲物を分け合う要求を行うタイミングを心待ちにしている。猛禽類はそれぞれ、涙を流す哀れな動物から一片の肉をかみちぎる。夕日が沈む。」

ルソーの作品は1910年の死後まで評論家に批判され続けたが、ピカソ、マティス、トゥールーズ=ロートレックなどの同時代の画家は、彼の作品を賞賛していた。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンリ・ルソー
  • 作品名飢えたライオン
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年不明 - 1905年
  • 製作国フランス
  • 所蔵バーゼル美術館 (スイス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ200cm
  • 横幅301cm
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