作品概要

熱帯嵐のなかのトラ》は、画家のアンリ・ルソーによって制作された作品。制作年は1891年から1891年で、ロンドン・ナショナル・ギャラリーに所蔵されている。

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《熱帯嵐のなかのトラ》(もしくは《不意打ちを食らい驚いた!》)は、フランスの画家アンリ・ルソーが1891年に制作した油彩画である。この作品は、画家が主に知られているジャングルを主題とした絵画の一番最初のものである。猛烈な嵐の中で獲物を襲おうとする、稲妻の閃光によって照らされたトラの姿を描いている。

主題

トラは、ウジェーヌ・ドラクロワの絵に描かれているモチーフに由来している。ルソー自身、または友人や崇拝者のいずれかによって主張されていることには、ルソーは1860年にメキシコのジャングルで生活をし、連隊の楽団員を務めていた。実際はルソーはフランスを離れたことがなく、彼のインスピレーションは、パリ植物園(外来動物の剥製標本もあった)や本から来たものだと考えられている。

19世紀末のフランス人は、未開とみなされた動物や遠い国の人々のエキゾチックで危険な主題に魅了された。獲物を求めて徘徊するトラは、1885年のエコール・デ・ボザール展の主題であった。1887年のエマニュエル・フレミエによる女性を運ぶゴリラの有名な彫刻は、ルソーの作品の何よりも野蛮さにあふれていたが、芸術として受け入れられた。したがってルソーの即座の低評価は、彼の技法の結果であり、主題の問題ではないようである。

描写など

トラの獲物はキャンバスの外にいるので、結果がどのようになるかは鑑賞者の想像力に任されているが、ルソーによる元の画題《不意打ちを食らい驚いた!》は、トラが優位​​に立つことを示唆している。ルソーは後に、トラは探検家のグループを襲おうとしていると述べた。

本作は見かけの単純さにもかかわらず、さまざまな色合いの緑を使うことでジャングルの青々とした茂みを捉え、綿密な層を成して作り上げられている。彼はまた、ウィリアム・アドルフ・ブーグローの絵のサテンのような仕上げに触発された技法として、キャンバスの斜め方向に銀色の線を引くことで、激しく打ち付ける雨を描く方法を考案した。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンリ・ルソー
  • 作品名熱帯嵐のなかのトラ
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1891年 - 1891年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ロンドン・ナショナル・ギャラリー (イギリス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ130cm
  • 横幅162cm
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    1. 最近絵画に感化された高2です

      トラの今にも仕留めたいような気持ちが鑑賞者側にも伝わってくる