作品概要

コタン小路》は、画家のモーリス・ユトリロによって制作された作品。制作年は1910?年で、テート・ギャラリーに所蔵されている。

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絵葉書に基づいた作品

この作品は、少なくとも1928年以来、単に《モンマルトル》という画題で知られていたが、実際にはサクレ・クール寺院に向かう石段とコタン小路を見上げたものである。本作は絵葉書から構図を取ったものである。視点は正確に対応しており、両側の同じ箇所で場面がカットされているが、はがきのフォーマットのほうがやや狭く、上下が伸びている。

絵葉書との違い―簡素化

本作の目立った特徴は、場面が全体を通して単純化されている点である。絵葉書の眺めはかなり乱雑なのに対し、ユトリロは形態を簡素化し、色調のコントラストを高め、すっきりとさせた。

たとえば右の建物には、もともと2階の窓の前に派手な錬鉄製のバルコニーがあり(同様のバルコニーがコタン小路に面する側に広がっていた)、日よけの上にも鉄細工があった。また、絵葉書には30人以上の人がいたが、本作はほとんど無人である。

絵葉書との違い―文字の省略

画面内に書かれた文字も単純化されている。右側の建物には、ストライプの日よけに「CAFE」という言葉があり、下には「BIERE DE MUNI」(最後の単語ははがきの端で切られている)とあった。ユトリロ前者を省き、後者を「RESTAURANT」という単語に置き換えた。絵葉書通りの文字は「J. ARVIS」のみである。同様に、左の建物にはより多くの異なる文字があったが、ユトリロはこれらを「LAITERIE」の1語に置き換えた。

ユトリロは、1911年と1922年にもコタン小路を描いている。どちらも、通りの上へ向かう石段の景色を示している。

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基本情報・編集情報

  • 画家モーリス・ユトリロ
  • 作品名コタン小路
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年不明 - 1910?年
  • 製作国フランス
  • 所蔵テート・ギャラリー (イギリス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ54cm
  • 横幅73cm
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