作品概要

聖アントニウスの誘惑の祭壇画》は、画家のヒエロニムス・ボスによって制作された作品。制作年は1501?年から1501?年で、国立古美術館に所蔵されている。

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《聖アントニウスの誘惑の祭壇画》は、後期ゴシックを代表する画家ヒエロニムス・ボス(1450-1516)が1501年頃に制作した木製パネルによる油彩画である。制作年代は1490年から1500年だと推測されていたが、年輪年代学の研究により1501年頃だと結論づけられている。

図像解説

聖アントニウスは3世紀半ばに、エジプトに生まれた。20歳のときにすべてを棄て、隠修生活に入った。聖アントニウスの誘惑は、中世、ルネサンス美術において人気のあるテーマだった。

本作は生涯を通して心理的苦痛を耐え抜いた聖アントニウスの物語に着想を得ている。ボスの多くの作品に見られるように、本作でも素晴らしい想像の世界が展開されている。

左パネルには、2か所に聖アントニウスの姿がある。まず上空では、カエルのような悪魔の使いに運ばれている。下部では、悪魔からの攻撃を受けて瀕死の聖アントニウスが、アントニウス修道会の制服を着た修道士たちに担がれている姿だ。

中央パネルは、悪魔がこぞって宴に興じる中、聖アントニウスが右手を挙げて祝福のポーズをとっている。

右パネルでは、聖アントニウスは再び悪魔に誘惑される。赤い垂れ幕の下の木の中には裸の女性の姿がある。聖アントニウスは聖書を手に、目を逸らしている。

来歴

本作は、1574年フィリップ2世の命によって、エスコリアル(宮殿、礼拝堂、僧院、国王墓所などを含む有名な建造物)に送られたとする専門家がいるが、1523年から1545年の間に、ポルトガルのヒューマニストのダミアオ・デ・ゴイスによって購入されたという説が有力だ。

その後、19世紀なかばにリスボンにある王立宮殿のコレクションの一部として報告されている。1911年にマヌエル2世が現在の美術館に寄贈している。

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基本情報・編集情報

  • 画家ヒエロニムス・ボス
  • 作品名聖アントニウスの誘惑の祭壇画
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1501?年 - 1501?年
  • 製作国スペイン
  • 所蔵国立古美術館 (ポルトガル)
  • 種類油彩
  • 高さ131cm
  • 横幅228cm
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