作品概要

テルトル広場》は、画家のモーリス・ユトリロによって制作された作品。制作年は1910?年から1910?年で、テート・ギャラリーに所蔵されている。

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絵葉書に基づいた作品

この作品は、モンマルトルの丘の頂にある賑やかな広場、テルトル広場の眺めを描いている。

テート・ギャラリーによると、テルトル広場は百年前から今日に至るまで画家の多く集まる場所であるが、ユトリロはおそらくこの絵を描く際、実際に広場に行っていない。その代わりに、この構図はユトリロが見たテルトル広場の絵葉書に基づいている可能性が高い。

ユトリロは年を重ねるにつれ公共の場に出かけなくなり、絵葉書を元に多くの作品を描いたことで知られている。

病気に苦しんだ画家

1909年には、アルコール依存症が画家の健康を深刻なまでに脅かしていた。うつ病と相まって、病気の影響は彼をサナトリウムに頻繁に追いやることとなった。入院していないときは、アトリエにおいてもホテルの部屋においても家族の監視下にあった。いずれにせよ、彼は外に出て絵を描くことはできなかった。

彼の母親シュザンヌ・ヴァラドンと義理の父(シュザンヌの二番目の夫)は、苦しみを和らげる絵画制作を続けることができるよう、絵葉書を彼に与えた。確かに本作を描いた後の二十年間でユトリロが制作した作品は、同じイメージに基づいて描かれただろう、似た範囲を描いたものとなっている。

特徴

この作品は、モンマニーにおいて制作された初期作品とは違い、冬の光の明るい色が特徴である。さらに象徴的なのは、やや疲れたような、光沢のない、寒くみすぼらしいモンマルトルの色である。モンマルトルは、病状の悪化が進行した場所であった。画面に活気がないわけではないが、非常に沈んだものとなっている。

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基本情報・編集情報

  • 画家モーリス・ユトリロ
  • 作品名テルトル広場
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1910?年 - 1910?年
  • 製作国フランス
  • 所蔵テート・ギャラリー (イギリス)
  • 種類油彩、キャンバス
  • 高さ50.2cm
  • 横幅73cm
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