作品概要

ノートルダム大聖堂》は、画家のモーリス・ユトリロによって制作された作品。制作年は1909年から1909年で、オランジュリー美術館に所蔵されている。

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《ノートルダム大聖堂》は、フランスの画家モーリス・ユトリロによって1909年に制作された油彩画である。

制作の背景

ユトリロは25歳になると、より複雑なモチーフを探求し始めた。彼の作品には再び、印象派、特にモネによるルーアン大聖堂の連作の影響が現れ始める。1895年に、モネのルーアン大聖堂の連作はパリのポール・デュラン=リュエル画廊に展示されている。ユトリロはそれを見た可能性が高い。

描写

この未完成の作品でユトリロは、パリの有名なランドマークの正面にある聖人の彫像や、それぞれの門の半円に描かれた場面などの精巧な彫刻を、曖昧にしか描写していない。こうした彫像は、この有名な大聖堂の持つわかりやすい特徴であった。

多くの細部が曖昧に描かれている一方で、ユトリロは印象派の最も基本的な目標に沿った「光の効果」を描写することを選んだ。黄色っぽいレンガ以外で、場面の中で青い影に覆われていない唯一暖かな部分は、有名な大聖堂のオレンジ色の扉である。特に中央の門扉には、バランス感覚と対称性、構造の明白な対称性が現われている。

印象派との違い

この作品で、ユトリロは印象派主義との大きな違いを打ち出している。印象派の作品は、細かい部分を曖昧にしながらも、立体感のある深みを鑑賞者に感じさせている。これとは対照的に、本作の大聖堂はほとんど平坦であり、色彩の痕跡で互いに結びつけられた堅固な質感から出来上がっている。これは、セザンヌが画面にふさわしい幾何学的な形を使って風景画を構成したのとは全く異なるアプローチである。

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基本情報・編集情報

  • 画家モーリス・ユトリロ
  • 作品名ノートルダム大聖堂
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1909年 - 1909年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オランジュリー美術館 (フランス)
  • 種類油彩、厚紙
  • 高さ65cm
  • 横幅49cm
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