作品概要

仮面舞踏会の休憩》は、画家のアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックによって制作された作品。制作年は1899?年から1899?年で、デンバー美術館に所蔵されている。

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風刺的絵画

ロートレックは、オノレ・ドーミエのようにフランス社会の風刺画家であったポール・ガヴァルニの主題と風刺の様式で本作を描いた。ガヴァルニの場合、政治問題ではなく、パリの下層階級の生活のような社会的テーマを選び、風刺画家としての腕をふるっていた。

ここで、ロートレックは仮面舞踏会のにぎやかで時に恥ずべき性質を捉えている。彼はこの主題を、1889年や1896年にも描いている。顕著な風刺を取り入れた本作は、後の自由な画風と、豊かで劇的な色調や生き生きとした筆使いを見せている。

図像解説

場所は、《内緒話の夕食》で描かれているのと同じ部屋だと言われている。1871年のエミール・ゾラの小説「獲物の分け前」は、恋人たちが密会するこのような小部屋のインスピレーションの元となった。

鑑賞者は、《内緒話の夕食》に描かれているフードの女性のように、ふくよかな体を見せて仮面舞踏会のために着飾った、年老いた売春婦の背中を見る。マスクの下で彼女は微笑んで、鏡に自分を映して眺めている。彼女はおめでたいことに、自身の不格好な外見には鈍感である。

隣に座っている彼女の同行者または顧客は、ロートレックのいとこである医者タピエ・ド・セレイランである。彼は大きすぎる手袋の手で、彼女の透けた尻に触れようとしているように見える。トリミングによって強調されており、さらに医者のふるまいとしてあるまじきこの動きは、彼の真面目ないとこに対するお遊び、冗談として描かれたことを示唆している。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
  • 作品名仮面舞踏会の休憩
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1899?年 - 1899?年
  • 製作国フランス
  • 所蔵デンバー美術館 (アメリカ)
  • 種類ガッシュ、油彩、ボール紙
  • 高さ56cm
  • 横幅39cm
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