作品概要

ジュスティーヌ・ディール嬢》は、画家のアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックによって制作された作品。制作年は1891年から1891年で、オルセー美術館に所蔵されている。

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図像解説

この絵画で使われている色調は、ペール森公園で描かれたロートレックによる肖像画に典型的なものである。ペール森公園の庭園は、クリシー大通りとコーランクール通りの角にあるアーチェリーのための土地の一画であった。からみ合った植物や木々は、ほとんど中立の空間でモデルを孤立させているようである。ロートレックは、彼が通常使っていた青にを紫色を混ぜ、ドレスと帽子を塗っている。モデルの明るい赤のネッカチーフは、補色の相互作用で背景の緑を強調している。

描写

絵画の中心で画家の方を向いて座っているのは、ジュスティーヌ・ディールである。かなり不安定な折りたたみ椅子に堂々と座っている彼女は、目立った存在感を放っている。やや硬い姿勢は少しぎこちなく、彼女の大きな手がこの印象をより強めている。上から見ると、彼女の体は単純な輪郭となっている。ドレスを描く幅広い青い線が実体性を加えているが、膝の形だけがより明確で、やさしく丸い線で描かれている。彼女の複雑な髪型には高さがあり、絵画の枠に収まりきっていない。

モデルについて

この庭園でロートレックが描いた女性(プロのモデルや売春婦)の大部分は、ファーストネーム(ベルトやガブリエル)でしか知られていなかった。本作は画題からモデルのフルネームを知ることができるが、彼女の人生についての詳細は記録が残っていない。

これは、ロートレックが人物の心理的性質を伝えようとする唯一の肖像画である。これは優しく、典型的かつユーモラスな方法で達成されている。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
  • 作品名ジュスティーヌ・ディール嬢
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1891年 - 1891年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オルセー美術館 (フランス)
  • 種類油彩、ボール紙
  • 高さ74cm
  • 横幅58cm
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