作品概要

冬(連作〈四季〉より)》は、画家のアルフォンス・ミュシャによって制作された作品。制作年は1896年から1896年で、ミュシャ美術館に所蔵されている。

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〈四季〉連作《冬》はアルフォンス・ミュシャによって1896年に制作されたリトグラフ作品である。この作品は〈四季〉の連作のうちの1枚である。

装飾パネル

リトグラフ(石版印刷)の発展によって、ヨーロッパでは多色刷りの精巧な印刷が可能になった。それと同時に市民層の富裕化に伴い一般の市民は自分の住居を美しく飾りはじめた。装飾パネルはこのような状況を背景に発展を遂げた。

ミュシャはシャンプノワ印刷所とともにこのような市民向けの安価なリトグラフの装飾パネルを多数発表して人気を博し、ポスターとともにミュシャ芸術の重要な媒体となった。

この〈四季〉連作はミュシャの装飾パネルのうち最初の作品であり、最も好まれた作品でもある。事実、のちにシャンプノワ印刷所はミュシャに〈四季〉の連作を更に2種類依頼し、また別に2種類の未完成の試作デザイン画も残っている。

《冬》

ここに描かれているのは「冬」を象徴する女性像である。「冬」は薄緑の衣で体を頭まで覆っている。彼女は雪が積もった木に身を寄せて寒さから身を守っている。彼女はは両手で小鳥を包み込み優しげに温めているが、ふと気づいたように視線をこちらに向けたところである。木の枝には他に三羽の鳥が止まっていて、温められている小鳥をうらやましそうに見上げている。木に雪が積もった様子や背景の木立に見られる奥行きや遠近法の感じられない平板で装飾的な描写について、当時のパリで大流行していた日本の浮世絵からの影響が指摘されている。

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基本情報・編集情報

  • 画家アルフォンス・ミュシャ
  • 作品名冬(連作〈四季〉より)
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1896年 - 1896年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ミュシャ美術館 (チェコ)
  • 種類リトグラフ
  • 高さ103cm
  • 横幅54cm
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