作品概要

猫のチョーカー》は、画家のルネ・ラリックによって制作された作品。制作年は1906?年から1908?年で、グルベンキアン美術館に所蔵されている。

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高い技術力と芸術性

一見シンプルながらも細部まで精巧な作りで、高い技術力と芸術性が伺える作品である。曲線を用いたデザインが人気だったアール・ヌーヴォーの時代にあって、この作品は直線的なフォームで作られた珍しい例である。金の枠にはめられた正方形の水晶をつなぎ合わて作られており、つなぎ目にはダイヤが使われている。

チョーカーの上下には白いエナメルを施した金の枠がついている。水晶のタイルをよく見ると一つ一つに猫と植物が描かれており、全体で連続した1つの絵柄になっている。ラリックは透明感と光の効果を生み出す素材としてガラスをジュエリーに使用することが多かったが、この作品では加工の難しい水晶を用いている。

アール・ヌーヴォーの寵児

ルネ・ラリック(1860-1945)はパリにエトリエを構えた宝飾デザイナーで、アール・ヌーヴォー時代の寵児として成功を収めた。アール・ヌーヴォーが好んだ植物などの有機的なモチーフと曲線的なデザインを巧みにジュエリーに取り入れ、日本美術にも影響を受けた斬新なデザインが話題を呼んだ。1900年のパリ万博では、ラリックの展示会場に連日多くの人が詰めかけたという。

ラリックはまた、それまでジュエリーにあまり使われてこなかったガラスや象牙、オパールなどの素材を積極的に使用したことでも知られている。後年はジュエリーデザインをやめてガラス工芸品の製作に専念するようになり、花器や置物、車の先端につけるカーマスコットなどのガラス製品を工場で量産して世に送り出した。

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基本情報・編集情報

  • 画家ルネ・ラリック
  • 作品名猫のチョーカー
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1906?年 - 1908?年
  • 製作国フランス
  • 所蔵グルベンキアン美術館 (ポルトガル)
  • 種類ジュエリー
  • 高さ5.4cm
  • 横幅33.8cm
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