作品概要

ホップのつる》は、画家のルネ・ラリックによって制作された作品。制作年は1898年から1900年で、ブダペスト応用美術館に所蔵されている。

詳細な画像を見る

当時の美学の結晶

アール・ヌーヴォーのジュエリーの巨匠、ルネ・ラリックによる作品。ホップのつると花をモチーフにした、金とガラスを使ったネックレスである。ホップの花と葉が細部まで丁寧に作られている。このネックレスは首にぴったりと沿うように身に着けるもので、両側にシルクかパールのバンドをつけて装着する。アール・ヌーヴォー時代によく見られたデザインである。

1890年から1910年にかけて流行した美術様式であるアール・ヌーヴォーは、植物や花といった有機的なモチーフを取り入れたデザインが特徴的である。このネックレスに表現されている植物とそれが描く曲線の繊細な美しさは、まさに当時の美学を結晶させたものだと言える。ラリックはこの作品のような植物をモチーフとしたジュエリーだけでなく、日本美術の影響を受けたとみられるトンボやセミを象ったジュエリーも製作した。

少年時代の影響

ルネ・ラリックは1860年、フランスのシャンパーニュ地方にあるアイ村で生まれた。ラリックが2歳の時、一家はパリ郊外に居を移したが、夏の休暇の際には母方の祖父母が住むアイ村をしばしば訪れていた。バカンスを田舎で過ごした経験が、その後のラリックの自然をモチーフとした作品作りに影響を与えたと言われている。

ラリックはまた、それまで宝飾品にほとんど使われることのなかった象牙、半貴石、ガラスといった素材を多用したことでも知られている。それまでジュエリーといえば、ダイヤモンドなどの高価な貴石を主役として作るものであったが、ラリックの作品では貴石を使うにしても小さなものを一部に用いるのみであった。

作品をもっと見る

基本情報・編集情報

  • 画家ルネ・ラリック
  • 作品名ホップのつる
  • 分類絵画
  • 制作年1898年-1900年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ブダペスト応用美術館 (ハンガリー)
  • 種類ジュエリー
  • 高さ5.5cm
  • 横幅8.3cm
  • 投稿日
  • 編集者
  • ホップのつるの感想を書き込む

    こちらで、ぜひ本作品の感想やエピソードを教えてください。作品に関する質問もお気軽にどうぞ。