作品概要

渦巻》は、画家のルネ・ラリックによって制作された作品。制作年は1926年から1926年で、メトロポリタン美術館に所蔵されている。

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シダの渦巻模様

植物のシダの渦巻模様をモチーフとした大胆なデザインの花器である。この花器はラリックのガラス工芸品を代表するものの一つで、量産されたが、仕上げは手作業でなされている。色ガラスで作られたものもあるが、無職透明のガラスに黒いエナメルで模様をつけたこのタイプが最も印象的である。

ジュエリーデザインで成功したラリックだが、1900年前後からガラス作品を制作し始めた。初めのうちはガラスをジュエリーの一部に使用するのみだったが、のちにガラス単体で芸術性と実用性を兼ね備えた作品を作るようになった。特に50代になるとジュエリーデザインはしなくなり、ガラス工芸品の製作に専念した。

アール・デコ

ラリックがガラス製品を製作した時代はアール・デコの時代と重なる。アール・デコはアール・ヌーヴォーに続いて起こったデザインの潮流で、キュビズムに影響された幾何学模様や日本や中国など非欧米諸国からの影響が特徴である。この時代はまた、工業化が進み、近代的都市が発展した時代でもあった。ラリックも時代の潮流を読み取ったのか、一点物のジュエリーから量産できるガラス製品へと自身のキャリアをシフトさせていった。

「アール・デコ博覧会」とも呼ばれた1925年の現代産業装飾芸術国際博覧会では、ラリックは専用のパビリオンを持っていただけでなく、会場の噴水もガラスで製作するなど、ガラス工芸家として成功を納めた。ラリックが製作したガラス製品としては、花器の他に香水瓶や照明器具、自動車の先端に付ける飾りであるカーマスコットが有名である。

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基本情報・編集情報

  • 画家ルネ・ラリック
  • 作品名渦巻
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1926年 - 1926年
  • 製作国フランス
  • 所蔵メトロポリタン美術館 (アメリカ)
  • 種類ガラス工芸
  • 高さ20.3cm
  • 横幅21.6cm
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