作品概要

フィンセント・ファン・ゴッホの肖像》は、画家のアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックによって制作された作品。制作年は1888年から1888年で、ファン・ゴッホ美術館に所蔵されている。

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画家の友人ゴッホ

トゥールーズ=ロートレックは、23歳で34歳の友人フィンセント・ファン・ゴッホを描いた。画家としては印象派の段階にあったが、印象派画家たちとは対照的に、モデルの心情を掴む熟練者であったことを本作で示している。横顔の友人を描く際、ロートレックはモデルの未知の側面を提示するだけでなく(ファン・ゴッホの肖像画や自画像の多くは顔の全面を描いているため)、その心理を垣間見ることもできた。

ファン・ゴッホはロートレックの作品を大いに賞賛し、弟にその作品を買うよう説得もしていた。だがこの2人の画家は、近しい付き合いを続けるには性分や意欲の点であまりにも異なっていた。

描写

トゥールーズ=ロートレック、あるいはこのモデルが広く知られる前に制作されたこのパステル画は、ファン・ゴッホがモンマルトルのカフェテーブルで物思いにふけっている様子を描いている。彼の目の前にはアブサンのグラスがあり、知人を見つけたかのように前傾している。

この比較的初期の作品では、堅実で伝統的な画塾を出たという彼の背景の証拠となる色と線の使用方法が見られる。 ロートレックをユニークな存在にしているのは、人の本質を捉える、目に見える特徴を無にしていることである。(この作品の場合は、ファン・ゴッホのくぼんだ頬、太い眉と不安気な前傾姿勢のポーズ)。

「緑の妖精」アブサン

ロートレックとファン・ゴッホは、インスピレーションをもたらす手段とみなされていたアブサン(「緑の妖精」としても知られている)への情熱が原因で、アルコール依存症の激しい発作に苦しんでいた。彼らの仲間の画家、ポール・シニャックは、彼らについて「アブサンとブランデーを、交互に素早く連続して飲んでいた」と述べている。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
  • 作品名フィンセント・ファン・ゴッホの肖像
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1888年 - 1888年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ファン・ゴッホ美術館 (オランダ)
  • 種類パステル、ボール紙
  • 高さ54cm
  • 横幅45cm
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