作品概要

『ジスモンダ』のためのポスター》は、画家のアルフォンス・ミュシャによって制作された作品。制作年は1895年から1895年で、ミュシャ美術館に所蔵されている。

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《『ジスモンダ』のためのポスター》はアルフォンス・ミュシャによって1895年に制作されたリトグラフ作品である。このポスターはヴィクトリアン・サルドゥーによる4幕の宗教劇『ジスモンダ』の宣伝のために当時まだ無名だったミュシャによって制作された。ここに描かれているのは主演女優サラ・ベルナールが最終幕のクライマックスで復活祭の行進を行う姿である。

制作の経緯

『ジスモンダ』の主演で当時既に大女優であったサラ・ベルナールは1895年の年の瀬に、年明けから始まる再演のためのポスターを制作してくれる画家を探していた。しかし当時の主要なポスター作家はほとんどクリスマス休暇に入っていたため、無名だったミュシャがたまたま引き受け、数日のうちに描き上げたという。

もっともこの逸話はあまり信憑性がなく、おそらく初演の際に劇を見ていたミュシャがサラ・ベルナールの姿のスケッチを既に描いていて、それに基づいて制作したのだと考えられている。

ミュシャの出世作

この最初のポスター作品において早くもミュシャは自分の様式をほぼ確立している。モザイク風のレタリングや古典的な単純化された形態と、それに反して複雑に装飾された細部描写である。この作品においてサラ・ベルナールが身につける繊細な金のガウンやランの冠といったビザンツ的な繊細な描写は時代の趣味にも一致していた。

ベルナールはこのポスターを大変気に入り、1896年のアメリカ公演の際にもこれを使用した。それによってミュシャの名は一躍世界的に有名になった。以後、ミュシャはベルナールの他の公演のポスターも手がけ、アールヌーヴォーの代表的芸術家に登りつめていく。

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基本情報・編集情報

  • 画家アルフォンス・ミュシャ
  • 作品名『ジスモンダ』のためのポスター
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1895年 - 1895年
  • 製作国フランス
  • 所蔵ミュシャ美術館 (チェコ)
  • 種類石版画
  • 高さ216cm
  • 横幅74.2cm
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