作品概要

赤毛の女(化粧)》は、画家のアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックによって制作された作品。制作年は1889年から1889年で、オルセー美術館に所蔵されている。

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トゥールーズ=ロートレックは、化粧や身づくろいといった私的な場面の女性を描いた作品を多く残した。ここでは、女性が画面の中心を大きく占め、鑑賞者に彫刻のような背中を見せている。背景に描かれた籐椅子は、この作品がクーランクール通りにあった画家のアトリエで制作されたことを示唆している。

ドガの影響

当時、身づくろいをする女性という主題はメアリー・カサットやピエール・ボナールによって描かれていたが、とりわけロートレックのこの作品を支配しているのは、ドガによる自然主義的な影響であった。この作品はアカデミー的な姿勢を全く問題にせず、さらにドガが1886年の第8回印象派展で発表した身づくろいをする女性たちの作品を模倣したかのような、ロートレックの作品にはまれな加速的遠近法が用いられている。

場面の枠組みと高い視点は、ロートレックが深く賞賛していたドガの熟練したパステル画法を想起させる。先輩画家のように、ロートレックは、「鍵穴から覗き見ているかのように」「フリルなしの」女性を描いた。しかし、慈愛を持って彼女たちを観察し描いたという点で、ロートレックはドガと異なっている。

画家が好んだ赤毛のモデル

この作品は多くの誤解を招いてきた。複数のタイトルがあり、確認された制作年も当初とは変わっている。この作品は、古いカタログに書かれているように1896年に描かれたのではなく、1889年に描かれたことが確認されている。ロートレックが1890年にブリュッセルの20人展で「赤毛の女」というタイトルで展示した作品が本作である。

彼自身が選んだこのタイトルは、彼が生涯を通して赤毛のモデルを好んで描いたことを思い起こさせる。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
  • 作品名赤毛の女(化粧)
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1889年 - 1889年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オルセー美術館 (フランス)
  • 種類油彩、ボール紙
  • 高さ67cm
  • 横幅54cm
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