作品概要

エジプトへの逃避の風景》は、画家のクロード・ロランによって制作された作品。制作年は1663年から1663年で、ティッセンボルネミッサ博物館に所蔵されている。

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《エジプトへの逃避の風景》はフランスのバロック・フランス古典主義の画家であるクロード・ロラン(またの名、クロード・ジュレ)が1663年にて作成した油彩画作品である。

この絵は、ロランの最も重要なパトロンの一人であるロレンソ・オノフリオ・コロンナによって依頼された。彼はナポリ王国の最高司令官であって、当時のローマ社会内で最も華麗な人物の1人であった。

現在、この作品はスペインのマドリードにあるティッセンボルネミッサ博物館にて所蔵されている。

作品のストーリーについて

この作品の由来となる物語は聖書にて記載されている、エジプトへの逃避である。天使からのお告げを受け、ナザレのヨセフと聖母はキリストを連れ、エジプトへと逃亡する。

ロランはこの作品にて、逃避する人物たちよりも周りの風景を重点として描いている。彼は巧妙なテクニックを使い、夕暮れの黄金色の光と橙色の空を一体化にし、綺麗なグラデーションがある空を描くことに成功した。また、絵の全体には、全てを覆い尽くすような薄い霧を柔らかい色使いで表現している。

作品のスタイルについて

《エジプトへの逃避の風景》はロランの多くの作品と同じく、相補対の構図を使用している。しかし、この作品は縦向きに描かれており、ロランの作品の中ではとても珍しく物にあたる。

ロランは、特定の距離から現実の光景を写生するだけでなく、自分の想像力をも使い風景画作品を描いている。この作品の右側と中央部分には、旅をしている人々と船を漕ぐ人々がそれぞれ描かれており、牧歌的な風景と聖書から引用している物語を巧妙に融合している。また、このような描写は観客の想像力を働かせ、遠く離れた絵画以外の世界にも目を向かせられる。

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基本情報・編集情報

  • 画家クロード・ロラン
  • 作品名エジプトへの逃避の風景
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1663年 - 1663年
  • 製作国イタリア
  • 所蔵ティッセンボルネミッサ博物館 (スペイン)
  • 種類油彩画
  • 高さ193cm
  • 横幅147cm
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