作品概要

ムーラン・ルージュのラ・グーリュ》は、画家のアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックによって制作された作品。制作年は1891年から1891年で、トゥールーズ=ロートレック美術館などに所蔵されている。

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《ムーラン・ルージュのラ・グーリュ》はフランスの画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックによって1891年に描かれた四色刷りのリトグラフである。当時有名なダンサーであったラ・グーリュと「骨なし」ヴァランタン、そして新しくできたばかりのパリのダンスホール、ムーラン・ルージュを宣伝するポスターであった。ほとんどは広告用のポスターとして貼り付けられたが、生き残った作品は多くの美術館に所蔵されている。

図像解説

鑑賞者の視線をダンサーに集中させるため、それをとりまく群衆は小さなシルエットとして描かれている。これは当時流行していた日本の浮世絵を想起させる。「ムーラン・ルージュ」という3回繰り返し描かれたクラブ名は、その下のラ・グーリュへと鑑賞者の視線が向かうよう構成されている。いくつかの線が描かれただけの彼女のペチコートの純粋な白は、当時多かった文字だらけのポスターを強烈に打ち破る、大胆でシンプルな画家のスタイルを表している。

歴史的背景

ムーラン・ルージュは作品が描かれた2年前の1889年にオープンし、すぐにモンマルトルのランドマークとして定着した。ダンサー全員が下着を着用していることを警察官が確認する定期的な検査が行われるなど、若いダンサーの身体的なしなやかさのみでなく、道徳的な順応性をも持つクラブとして有名であった。

しかし、当初のジュール・シェレによるポスターは比較的おとなしいものだったので、責任者であったシャルル・ジドラーは​​当時わずか27歳だったロートレックを起用し、より刺激的なポスターを制作した。

ロートレックを有名にした作品

本作はロートレックによる最初のリトグラフだが、それはポスターという媒体の可能性を掴むものとなった。パリを中心に広がった3000部のコピーは、目を引くデザイン、大胆な色、革新的な日本的シルエットの使用で人々を魅了した。

力強い踊りと、客の食事に手をつける飽くなき食欲で有名になったダンサー、ラ・グーリュ(大食いの意)に焦点を当てたことは、ポスターの人気をさらに高めた。これは画家の技量によるものであり、ロートレックはこの作品で一躍スターとなった。

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基本情報・編集情報

  • 画家アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
  • 作品名ムーラン・ルージュのラ・グーリュ
  • 分類絵画
  • 制作年1891年-1891年
  • 製作国フランス
  • 所蔵トゥールーズ=ロートレック美術館など (フランス)
  • 種類リトグラフ
  • 高さ191cm
  • 横幅117cm
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