作品概要

エルサレム》は、画家のジャン・レオン・ジェロームによって制作された作品。制作年は1867年から1867年で、オルセー美術館に所蔵されている。

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別名《エルサレムあるいはゴルゴタ、全てが終わった。磔刑》は、19世紀フランスの画家ジャン=レオン・ジェロームが、キリストの磔刑を独特な構図で描いた作品である。

斬新な構図

ジェロームはこの主題を描くのに奇抜な方法を選んだ。つまり、キリストの磔刑は影でしか見ることができないのである。主題が画面の外にあるのは、映画ならフレーム・アウトとでも言うべき手法だろう。これはキリスト磔刑の図としてはかなり個性的な表現だ。彼の意図は、伝統的な主題を斬新な構図で描くことにより、宗教画のジャンルを再び活性化させることにあった。だが、1868年のパリのサロンに出品された際は、厳しい批評を受けた。伝統的な図像とはかけ離れた構図に、まだ映画を知らない時代の人々は面食らってしまったのだ。

場景は三つに分かれている。第一はゴルゴタの丘と十字架上に処刑された三つの影、つまり、中央はキリスト、その両側は悔い改めた泥棒と悔い改めなかった泥棒である。第二は処刑を見物に来た群衆が木々の間を抜けて遠ざかって行く様子で、彼らが向かっている暗雲立ち込めた村が第三の場景となっている。

十字架上での最後の言葉

イエス・キリストが磔刑に処せられた際に十字架上で語ったとされる7つの言葉が福音書に記述されている。タイトルにある「全てが終わった」とは、ヨハネの福音書に記述された第六の言葉で、旧約聖書の預言をすべて成就して、贖罪の業を完成したという意味である。

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基本情報・編集情報

  • 画家ジャン・レオン・ジェローム
  • 作品名エルサレム
  • 英語名未記載
  • 分類絵画
  • 制作年1867年 - 1867年
  • 製作国フランス
  • 所蔵オルセー美術館 (フランス)
  • 種類油彩 カンヴァス
  • 高さ82cm
  • 横幅144.5cm
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